アポロンの神託、または自分自身を知ることについて (ガブリエル・ボノ・ド・マブリ)
L'oracle d'Apollon ou de la connoissance de soi-meme (Gabriel Bonnot de Mably)

ヴァレールと「私」の対話篇。対話のなかでカルトゥーシュの処刑(1721年)から50年以上経過していると言及されており、1771年以降に書かれたとみられる。この著作は、マブリの生前は刊行されず、1794-5年版の著作集ではじめておおやけにされた。
1771年以降ということは、マブリがポーランド視察から戻ってきてからの執筆ということになり、これ以降、マブリの関心が情念や道徳に傾いていくなかで、そのはじめに位置する著作ということになる。
対話は、ヴァレールが携えていたローマの作家ユヴェナリスの著作の話題から、「自分自身を知れ」という有名なアポロンの神託に移り、その現代的な意味が探られる。
なお、対話のなかで、「私」が最近『市民の権利・義務について』の対談相手であるスタノップ卿に会ったとしているのも注目される。



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