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日本においてマブリを論じた先駆的研究には次のようなものがある。
『支那思想のフランス西漸』(後藤末雄、第一書房、1933年;その後著者による同書の改訂増補版『中国思想のフランス西漸』が1956年に養徳社から刊行され、この改訂増補版が1969年に平凡社「東洋文庫」から復刊されている<矢沢利彦校訂>)
『近代フランス社会主義の潮流』(平井新、慶友社、1960年)
これらの研究は、いずれも、フランス思想研究全体のなかでマブリについても言及してものであり、マブリについてのみの専門の研究書は存在しない。
単論には次のようなものがある。
「啓蒙期の一僧侶ーマブリーについてー」(縫田清二、『一橋論叢』第25巻第4号、一橋大学、1951年;その後縫田清二『ユートピアの思想ーー個と共同の構想力』に第6章「マブリー」として収載、世界書院、2000年) 「マブリーのメルシエ・ド・ラ・リヴィエール批判をめぐって」(高橋誠、『法学新報』89巻第3・4号、1989年)
「ルソーとマブリーーポーランドの改革案を軸として」(楠本重行、『ジャン=ジャック・ルソーーー政治思想と文学』所収、早稲田大学出版部、1993年)
「マブリの憲法思想」(畑安次、『金沢法学』第40巻第1号、金沢大学、1998年)
上掲の畑論文によれば、次のような単論もあるという(如月未見)。
「マブリ研究」(田中眞晴、『経済論叢』72巻5号、1953年)
「マブリの政治思想」(岩本勲、『三重法経』第35号、1976年)
また、ポワティエ大学に提出(1969年)された学位論文「La nature et l'histoire
dans la pensee politique de Mably (マブリの政治思想における自然と歴史)」は、提出者の氏名(T.
Hasegawa)から判断して、日本人長谷川某氏によるものと考えられるが、タイトル以外の詳細は不明。
なお、管理人・如月は、2005年6月の日本18世紀学会第27回全国大会において、「マブリの初期政治思想におけるノミナリスムとレアリスムの相剋」と題する口頭発表を行った。
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