道徳の諸原則 (ガブリエル・ボノ・ド・マブリ)
Principes de Morale (Gabriel Bonnot de Mably)

このページで紹介するのは、マブリの最晩年に刊行された著作『道徳の諸原則』(1784年)の内容目次である(1794-5年版のマブリ著作集リプリント版による)。
ただし、作品が執筆された時期は比較的早く、冒頭でイエズス会解散、アメリカでの植民地情勢悪化などについてふれられているところから、1773年頃の執筆とみられる。
また『情念の経路と歩みについて』のなかでこの著作が再三言及されているところから、成立は『情念の経路と歩みについて』以前と考えるべきであろう。
作品は、私がアリスト、ユージェーヌ、テアントと行った議論を友人クレアントに報告するという形式をとる。会話はまず世俗的な考え方をするアリストが口火を切り、第一巻では「私」、第二巻ではユージェーヌ、第三巻ではテアントがそれぞれの道徳論を述べる。

Livre premier 第一巻
Des passions. Elles sont necessaires, et contribuent egalement a nous donner des vertus et des vices. Comment la morale doit les gouverner pour les rendre aussi utiles qu'elles peuvent etre pernicieuses.
(Une part de parole de "Moi" est ici.)
情念について。情念はわれわれに必要であり、われわれに徳をもたらすことにも悪徳をもたらすことにも寄与する。それが有害でありうるのと同程度に有益であるようにするために、道徳は、情念をどのように支配しなくてはならないか。
「私」の発言の一部

Livre second 第二巻
De l'ordre, de la dignite et de l'emploi des vertus.
秩序、威厳および徳の用い方について。

Livre troisieme 第三巻
Du developpement, du cours, de la marche et de la conduite des passions dans chaque homme.
個々の人間における情念の展開、経路、歩みおよびはたらきについて。



マブリ・トップページ

マブリの著作