バイカオウレン

バイカオウレン Coptis quinquefolia
キンポウゲ科オウレン亜科
和名は「梅花黄連」で、白い萼片を梅の花に見立てたもの。
学名のうち属名のコプティスは「切る」という意味のkopteinというギリシア語からきており、葉に切れ込みが多いことによる。種名のクインクエフォリアは根生葉が5枚あることからきている。なお、根生葉が5枚あって五加木(ウコギ)に似ていることから五加葉黄連(ゴカヨウオウレン)の別名もある。
【特徴】 深山の針葉樹の下や渓谷などにみられる多年草。
黄色い根茎から光沢のある5枚に分かれた葉を出す。葉は常緑で、花後に若葉が出る。 早春に5〜10cmの花茎を伸ばし、径1cmぐらいの花を咲かせる。1茎1花。ただし花弁のようにみえるのは萼片。バイカオウレンはオウレン属のなかでも株のわりに萼片が大きく、園芸上は栽培価値が高い。
オウレン属の果実は矢車状に並び、その先は穴があいたようになって、ここから種子がこぼれるが、これは胚珠の被子状態が不完全なためである。つまりオウレン属は被子植物のなかでも原始的な形態をとどめているといえる。
また黄連の名は黄色い根茎からきており、漢方では胃腸薬やのぼせの治療薬として処方される。その主成分はベルベリンというアルカロイドである。
【原産地】本州南東北以南、四国 【花期】早春
【栽培上の注意】栽培は比較的やさしい。
半日陰で適湿の状態を好む。土は水はけの良いものにする。過湿に注意しながら、表面の土がかわいたらたっぷり水を与える。
早春は十分日にあてて、花後は半日陰に移す。肥料はあまりいらないが、花後から6月までと9〜10月が施肥のタイミング。
花後に株分けで増やす。種もよくできるが、開花には2〜3年かかる。

 

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